では今回は自己破産に至るまでの実際の事例を見てみましょう。
自己破産をした登場人物をAさん(男性28歳)とします。Aさん自身、都内の有名パチンコ店で釘師(パチンコ台の釘調整を行って、台の黒字赤字を調整する人)をやっていました。
パチンコ台というのは最近はCR機と呼ばれるデジタル制御のものが殆どで、台がフィーバーする確率はコンピューターで予め計算されています。
しかし不思議なもので、同じ基盤を使ってもそれぞれの台で結果が異なることが殆どで、釘師はそのバイオリズムを読んで調整をすることになります。
パチンコ台の調整は、ゲージ棒と呼ばれるパチンコ玉が先端についた金属棒を釘と釘の間に入れて、釘をハンマーでたたいて微調整をしますが、これには熟練の技が必要で、長年の経験と勘が必要になります。
Aさんはまだ釘師として駆け出しで、なかなかうまく台の調整ができずにいました。
同時に釘師は打ち手としての目線も重要で、多くの釘師は自分でパチンコを打つことが多いと言います。これが自己破産に繋がることが多いといいます。
Aさんは特に自分で打つギャンブルの才能に大きく欠けていて、引き時を見失って大金をつぎ込んでしまうことが多くありました。
そして気づけばサラ金から400万円近い借金をしてしまっていました。Aさんによると、この間実に2年であったといいます。
返済のあてのないAさんは、自己破産を考え始めます。次回はAさんの自己破産手続きについてです。
自己破産に至るまでの実際の事例
